奈美悦子さんの記者会見で初めて聞いた病名でした。
掌蹠膿疱症は、手のひら、足の裏に膿胞(のうほう)と呼ばれる皮疹のでる疾患で、ひどくなると、激しい痛み、熱など生じます。
有名な歌手の方が、掌蹠膿疱症を原因とする関節痛などの症状に苦しみ、十数件目の病院の受診へて、なんと秋田の病院の免疫内科を受診、病気を克服された事をテレビ発表されました。その病院と主治医の先生が大変有名になり、全国中から患者さんが殺到した事は、地元秋田でも大いに話題になったものです。
お恥ずかしながら、私(飯田)は、奈美悦子さんの記者会見で初めて、掌蹠膿疱症という病名を聞きました。そして、この難しい名前の病気の原因の根本は、自己免疫疾患である事。「ビオチン」というビタミンと「整腸剤」の服用で治った事に、よく分からないながらも、「なるほどね~」とも思った記憶がございます。
その後、お受けする事が多くなってきた皮膚病相談対応のため、「皮膚病専門講座」に入会。掌蹠膿疱症に対する、『漢方的対処法』や『食養生』の講義を事項する事も多いです。また、実際に掌蹠膿疱症のご相談もお受けしております。
そして、いまさらながらではありますが、漢方薬の服用や食養生は大変有効な治療と再認識しております。
漢方では、掌蹠膿疱症の原因を 熱毒(ねつどく)
血熱(けつねつ)
湿熱(しつねつ)など、カラダの中の熱が原因と考え、それら熱を抑える 『清熱解毒(せいねつげどく)』作用の漢方薬をベースとして使います。
代表的な漢方薬としては、 清営顆粒(せいえいかりゅう) 瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう) 温清飲(うんせいいん)消風散(しょうふうさん) 五味消毒飲(ごみしょうどくいん)
などございます。これら漢方薬は、
ブログでも紹介いたしました。
上記漢方薬は、表面的に現れている症状の緩和に役立ちます。
さらに、 「食治則身治」
(飲食が適正であれば、すなわち身体は健康) など、
健康の根幹に食事があると漢方では、
「欲得長生、腸中常青」といわれ、
長生きしたかったら常に腸をきれいにしておく、
胃腸粘膜を強化すれば内臓が強くなる。
内臓が強くなれば免疫力も強くなる。
免疫が強くなれば、皮膚も強くなる。
まさに掌蹠膿疱症の方に対し、食養生は治療の根本になりえると思います。
食養生ブログ ↑
掌蹠膿疱症でお悩みの方は、病院の治療などに併せ、
漢方薬での治療、中医学(漢方医学)的食養生もお考えになってみたらいかがでしょうか?
詳しくはお気軽にご相談ください。
また、清熱解毒(せいねつげどく)の漢方薬はやや苦いモノも多いので無料試飲をお試しください。
秋田の漢方相談がお役にたてれば幸いです。