秋田の漢方、女性のお悩み相談
山王けやき薬品・飯田です。
更年期障害は加齢に伴う女性ホルモン(エストロゲン)の分泌減少が原因の不定愁訴、本当に様々な症状が発現します。
更年期障害にまつわる諸症状としては
【自律神経の乱れ】
発汗、ほてり、ホットフラッシュ、動悸、冷えのぼせ
【血行障害による症状】
肩こり、頭痛、手足の冷え、手足の痺れ、血圧上昇、動脈硬化
【精神神経症状】
不安、イライラ、落ち込み、焦燥感、不眠
【その他エストロゲン分泌低下にまつわる不調】
性欲減退、膣の乾燥、精交痛、髪のツヤがなくなる、薄くなる、体重増加
どうしてコレステロールが上がったの?
え、体重が…
上記の様に、様々な症状が出る更年期ですが相談で多いのが
「なにをやっても痩せない…、更年期太りかしら?」
と言うモノ
今まで体重で悩んだこともないのに、さらには食事に注意して、運動習慣もあるのに体重が増加傾向と言う悩み。
悔しそうに相談される方も…
コレステロール、中性脂肪と体重
コレステロールや中性脂肪など血中の脂肪は、男女問わず、ある一定の年齢を超えると、基礎代謝が低下し脂肪を燃焼しにくくなり溜まりやすくなります。
コレステロール、特にLDL(悪玉コレステロール)の増加は動脈硬化を引き起こし、血圧が上がる原因にもなりますし、LDLの増加は、HDL(善玉コレステロール)の生成を減らしたり、中性脂肪の増加の一因となり、中性脂肪の増加は皮下脂肪、内臓脂肪増加などの直接的な要因になります。
女性ホルモンと体重の関係
さらに更年期の女性の場合は、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌低下状態にありますから、エストロゲンの原料たるコレステロールの血中濃度は否応なく上昇傾向となり、動脈硬化、中性脂肪増加の増加につながり、体重増加、体型の変化に…
女性らしさ、女性の美しさ、女性の健康維持などと深い関係があるエストロゲンですが、体重、体型とも大いに関係が有ります。
更年期太り漢方的対応
コレステロールや中性脂肪の上昇を、漢方では血流が低下する『お血』と見なします。また、更年期はストレスコントロールやメンタルを安定させる五臓の『肝(かん)』の機能が低下、ストレス過多『気滞(きたい)』になりやすいです。さらに皮下脂肪や内臓脂肪を『痰湿(たんしつ)』と漢方では呼びます。
そして、漢方医学では
お血 → ネバネバ血、血流低下
気滞(きたい)→ ストレス過多
痰湿(たんしつ)→ 体に中の余分な水分
この3要素が肥満の原因と考えますから、
それら要素が絡み合う更年期太り侮れません。
- お血を改善
- ストレスを改善する
- 痰湿を取り除く
などの漢方薬や生薬を食事や運動にあわせて取り入れる事もダイエットに繋がります。
どうぞお気軽にご相談ください。