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『漢方もイイよ』って聞いて来たんですけど 冷えと不妊

秋田の漢方、女性のお悩み相談
山王けやき薬品・飯田です。


先程いらっしゃいましたお客さまは、
「友達から『漢方もイイよ』って言われて来たんですけど」
当店のご常連様からのご紹介でご来店されたお客様

ご来店くださいまして、ありがとうございます。

とにかく足が冷たくて、冷たくて

お話をお伺いすると、
お子様をご希望されておられ、体調でお気になるところは
「とにかく足が冷たくて、冷たくて」
夏でも足の冷えが気になるご様子で、
今日も冷え取り靴下の重ね履きとの事でした。

確かに、夏でも冷えでお悩みのご相談は多く、お子様をご希望の方にとって、夏でも冷えは禁物です。

冷え対策は妊娠力アップの基本

冷えは、
卵巣や子宮の『お血=血の停滞』をまねきやすく、卵巣は毛細血管の塊で、卵巣の若さは血流量で決まるとも言えますから、卵巣のお血(血の停滞)は、卵巣機能、そして、卵巣内の卵胞へ十分な栄養や酸素、ホルモンが届かず卵胞発育へ影響を与え、排卵の妨げになったり、内膜のお血は、着床への悪影響も考えられます。

また、漢方では、お血(血の停滞)は、 子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣嚢腫などの原因ととらえますので、「冷えによるお血」が不妊につながる病気の原因になる事も。

たくさんの『お血』サインも…

お客様からさらに、お話を伺うと

  • いつもいる場所が寒い(職場)
  • 寒がりなのに、冷たいモノをよくとる
  • 基礎体温の低温期(卵胞期)の体温が36℃以下の日もある
  • 生理痛が強い
  • 生理前の頭痛がひどい

    など冷えの原因になる環境や習慣、冷えや冷えによるお血が原因と思われる症状がたくさんありました。

    生活養生・食養生

    ◆ 生活養生としては

    足元が冷えない様に冷え取り二段重ねされていましたが、
    ・職場が寒いので体を冷やさない服装に気をつていただく
    ・夏場にはお手間かもしれませんが、湯船につかる
  • 7時間以上の睡眠時間、午後11時前就寝時間が大事

◆ 食養生としては、
・食事の時暖かいものから食べる

・「血」を補う

赤や黒の食材:イチゴ 人参 黒ゴマ 黒きくらげ

・「血」巡らせる 
温性、辛味の食材:玉ねぎ らっきょう ニンニクを食事に取り入れる

などお話させて頂きました。

漢方薬は2種類服用をお願いしました

漢方薬としては

冷えを解消、妊娠力向上のために

まずは、「血」を補う代表処方をお出ししました。

漢方では「女子は血をもって本となす」
「血(けつ)」は女性の体の根本と考えます。

血が増えると気(エネルギー)も増加
さらに血は増えるとめぐる(お血の改善)
などご相談くださったお客さまにはぴったりです。
さらに「血」を増やす事は、美肌・美髪への効果が期待できます。

また、酷い生理痛。頭痛、お血をしめす舌など
やや「お血」傾向が強い判断しましたので
お血改善の代表的な漢方薬も併せてお出しいたしました。

ご希望が叶います様に心から祈っております。

夏に気をつけて頂きたい 5つ の事

秋田の漢方相談
山王けやき薬品の飯田です。

梅雨明け前の記録的大雨、今朝の地元新聞によると県内では600棟近い浸水が有ったそうです。

ご被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

また、「秋田の大雨、大丈夫でした?」とお見舞いくださいました皆様にはお気遣いくださいまして、心より感謝申し上げます。


お客様より大雨のお話を伺うと

秋田市内では何十ヵ所もの道路が冠水により通れなくなりましたから
「あちこち迂回してやっとやっと帰った」
「近所の川が心配でずっと川を見ていた」

など、大変でしたね。ご心配でしたね。
 
 お天気は回復いたしましたが、どうぞお気をつけください。

夏に気をつけて頂きたい5つの事
  
夏に起こりやすい病気や症状五つの事、その対策をまとめてみました。

 

(1) 熱中症・熱射病

 うだるような暑さによって、体内の水分を消耗しやすくなりますから、こまめに水分補給することが大切です。また、外出時の帽子や日傘はもちろんのこと、室内でも、エアコンを使うなど、防暑対策を心がけてください。

《対策》

食養生では、夏野菜(きゅうり、トマト、苦瓜など)、緑豆もやし、豚肉、西瓜、ぶどうなどの果物がお勧めです。生薬では、人参、麦門冬、五味子などが夏の養生によく使われる生薬で、特に五味子は、心の気を益して、津液を増やし、口渇や汗かきを改善する働きがあります。

(2) 狭心症・脳卒中
 
夏は汗を沢山かくことで、血液の濃度が上昇し、微小血管が詰まり易くなり、それが狭心症や脳卒中を引き起こします。脳卒中は冬というイメージがありますが、実は夏がもっとも危険な季節です。

《対策》

おすすめの食材は、チンゲン菜、ナス、イワシ、桃、黒きくらげ、黒酢。
生薬では、丹参、川芎、紅花、田七などがおすすめで、とくに丹参は、血管を拡げ、血液の流れを改善する働きが認められています。

(3) 不眠
 
熱帯夜が続くと、睡眠障害を起こし易くなります.
 
《対策》

寝室の風通しをよくする。また、短時間の昼寝や仮眠も効果があります。
食養生としては、苦瓜、ゆり根、ミント、ラベンダー、カモミールなどのハーブがお勧めです。
生薬としては、山梔子、蓮肉、酸棗仁など気の巡りを良くして寝つきを良くする生薬が用いられます。

(4)食中毒・胃腸型風邪
 
高温多湿の環境は、細菌やウイルスが繁殖しやすくなり、食中毒や胃腸型の風邪が流行る時期です。

《対策》

料理には常に薬味を使い、生ものは極力避け、食事の前には丁寧な手洗いをしましょう。
食養生としては、しょうが、しそ、ねぎ、みょうが、香菜、梅、どくだみ、山椒、八角、わさび、お酢などがお勧めです。
生薬としては、藿香(かっこう)、蘇葉(そよう)五行草(ごぎょうそう)、板藍根(ばんらんこん)など抗菌、抗ウィルス作用のあるモノが用いられます。

(5) 冷え性
 冷房が効きすぎた部屋などに長時間いると、汗をまったくかかなくなり、さらに冷たい飲み物を摂り過ぎることによって、カラダが冷え、頭痛、肩こり、むくみ、胃痛、軟便下痢などを引き起こします。時には、温かいものを摂ったり、夜に温かいお風呂に入ったりして、夏の冷えに気をつけましょう。

《対策》

食養生としては、しゃうが、ねぎ、玉ねぎ、らっきょう、みょうがなどの辛味野菜をお勧めします。
生薬としては、黄耆、桂枝、生姜、当帰が冷え対策としてよく用いられます。

 

お体に十分注意して爽やかな北国の夏を楽しみましょう。

ご不明なはお気軽にご相談ください。
秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

梅雨には、胃腸のケア!

秋田の漢方相談
山王けやき薬品・飯田です。

空梅雨から一転、ジメジメ、ムシムシの今日の秋田。
梅雨ですから仕方がないかもしれませんが、あまり快適な気候とは言えません。
からだの不調がでやすい梅雨の季節、くれぐれもお体にお気をつけください。


梅雨から夏にかけて相談が多くなる症状は、
胃腸トラブル!



   
湿気の多い梅雨時期は、湿気が体にはいりやすく、体に入った湿気は『湿邪(しつじゃ)』と呼ばれる邪気(体に悪影響をおよぼすファクター)に変わります。湿邪は胃腸の働きを低下させ、食欲不振、吐き気、胃のもたれなどの症状が現れやすくなってきます。

また、ついつい冷たいものを多くとりがちなこの季節、胃腸が冷えやすく、「脾(ひ)」の機能が低下、水分代謝の滞りなど、さらなる不調にもつながってきます。


梅雨の季節のの胃腸トラブルにも、いくつかのタイプがあります。

1. 湿だまりタイプ

【特徴】
□ 胃がむかつく、吐き気がある
□ 下痢、軟便気味
□ 下の苔が厚い

湿がたまり、胃の働きが弱まっているタイプです。
 
おすすめの食材としては、湿を取り除き胃腸の機能を調える、サンザシ、カルダモン、ハト麦、麦芽、梅干し、パイナップルなどを取り入れ、和食中心の献立がよろしいかと思います。
 
漢方薬としては、勝湿顆粒などがおすすめ。

2. 陽気損傷タイプ

【特徴】
□ 全身の冷えとお腹の冷え
□ 下痢や腹痛がある
□ 顔色が白くなる

体内の陽気不足が胃を不調にしているタイプで、

改善法としては、とにかく体を温めましょう。
おすすめの食材としては、しょうが、シナモン、山椒の実、みょうが、ねぎ、にんにくなど積極的にとられると良いと思います。
 
漢方薬では、健胃顆粒、大建中湯などがおすすめです。

3. 胃腸虚弱タイプ

【特徴】
□ 慢性的な胃腸の不調
□ 全身の倦怠感
□ かぜをひきやすい

慢性的な胃腸虚弱が、他の臓器にも影響して、全身に不調が現れ、体力不足や免疫力低下につながっているタイプ

おすすめの食材は、インゲンマメ、山芋、じゃがいも、鶏肉、豚肉、太刀魚、ぶどうなど弱った胃を健やかに整え、体力を養ってくれる食材を多く摂りましょう。

漢方薬では、麦味参顆粒などがおすすめです。


水分補給、利尿、発汗を上手くコントロールして、
胃に負担を掛け過ぎないようにして梅雨をのりきりましょう。
  


お気軽にご相談ください。

秋田の漢方相談が少しでもお役に立てれば幸いです。

妊娠しやすいからだ作り3つのポイント

秋田の漢方相談
山王けやき薬品・飯田です。

秋田も今週21日、昨年より8日遅れで梅雨入りいたしました。
今日あたりはややジメジメするもののお天気もよく涼しい爽やかなお天気です。

ただ、湿気は、自然界に存在する6つの気候変化、六気「風・寒・暑・湿・燥・火」の中の一つ(湿)として考えられ、『湿』は体に入ると、『湿邪(しつじゃ)』と呼ばれ、体に悪影響を与える邪気の一つと見なされますから、くれぐれもお体にお気をつけください。

 

 

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秋田の人気タウン誌、秋田タウン情報さんで
北東北中医薬研究会提供
 
女性のための漢方Q&A『不妊と漢方』編


掲載させて頂きました。

今回は子宝をお望みの方からの

(Q)
赤ちゃんが欲しくて、通院もしていますが、なかなか授かりません。漢方薬も良いと聞きますが、どうでしょうか?

というご質問。

(A)
  排卵がない、卵管も問題がある、大きな筋腫など、妊娠を妨げる要因がはっきりしている場合は、まず病院での治療をおすすめします。ただ、はっきりとした原因がわからない、通院しても授からない場合、漢方による妊活も併用するのも有効だと思います。漢方での不妊治療は、その方の体質をチエックし、ホルモンバランスや卵の質に関わる「腎(じん)」の働きを整えたり、「血(けつ)」を補ったりめぐりをよくしたりする漢方薬で全身のバランスを整えながら妊娠しやすい体づくりを行うのが特徴です。 

↑ 上記お答えさせて頂きましたが、文字数が限られていたため、漢方薬で妊娠しやすいからだ作り3つのポイントについて、少しだけ補足させて頂きます。
 
漢方薬で妊娠しやすい体づくりの3つのポイント

① 補腎(ほじん)

漢方では「腎(じん)」は卵巣機能やホルモンバランスに関わると考え、
(腎のはたらきを整える事=補腎)
補腎は、卵の質向上や老化抑制が根本的対策と考えます。
 
② 養血(ようけつ)

血を増やす事、養血は、
(血そのモノを補い、増やす=養血)
妊娠に必要な栄養や酸素を卵子や受精卵に提供し卵及び受精卵の改善が期待できます。
また、子宮内膜は十分な血の供給が不可欠。

③ 活血(かっけつ)

血を増やし、血の質を高める「養血」と共に重要不可欠なのが、血の流れを良くする活血(かっけつ)です。
(血の流れを良くする=活血)
血の量を増やし、質向上しても流れが悪いと効果が低減しますし、年齢と共に血の流れが悪く方の方が多いです。
また、血の流れを良くすると、体を動かしたり、新陳代謝させるエネルギー『気(き)』の流れも良くなり、気血の巡りが良くなると、排卵がスムーズになるなどの効果も期待できます。

詳細につきましては、ご相談、無料試飲だけでも結構です。

お気軽にお問い合わせください。
 
秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

高血糖が気になる方へおすすめの漢方

秋田の漢方相談 山王けやき薬品・飯田です。

もう6月なのに
「今日の朝はストーブをつけた」
「衣替えをしたのにまたひっぱりだして着ています」
などのお客様よりのお声、寒い日の続く今年の秋田の夏の始まり、気温差が激しいせいでしょう、体調を崩されるお客様も多いです。
風邪などひかれません様、くれぐれもお体にお気を付け下さい。

先週日曜日に開催された、秋田リレーマラソン ↑
チームの足を引っ張りながらも出場いたしました。
止まない雨、上がらない気温
本当に寒かったです。


日本人の糖尿病の患者さんは厚生労働省の昨年の調査で、2013 年から46 万人も増えて316 万 6,000 人だそうです。
性別では、男性が 176 万 8,000 人、女性が 140 万 1,000 人となっています。

増加傾向が強い糖尿病ですが、その原因とされるのが、インスリンというホルモンの不足によるとされていますが、二つの種類があります。

Ⅰ型糖尿病
 膵臓のインスリンを作る細胞が破壊されてインスリンが全く足りないことで起こる糖尿病です。

型糖尿病
 生活習慣が大きく関与し、日本人の 95 % がこのタイプです。

予防や改善には、食事療法、無理のない運動、病院での治療に併せて、漢方薬の利用がお勧めです。

糖尿病には、いくつかの症状がありますが、漢方薬の効果が期待できるのは、

〇 口の渇きや皮膚の乾燥、のぼせ、ほてり感がある ⇒ 麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)

〇 食欲旺盛でお腹がすき疲れやすい ⇒ 白虎加入参湯(びゃっこかにんじんとう)

〇 全身倦怠感、脱力感、尿量が多く潤い不足 ⇒ 八仙丸(はっせんがん)

〇 瘀血(おけつ、血の巡りが悪い状態) ⇒ 冠元顆粒(かんげんかりゅう)

特に服用されているお客様が多いのが、冠元顆粒
 
「服用2ヵ月で血糖値がさがり、血圧も安定した」

など喜びのお声も多いです。

冠元顆粒は「丹参(たんじん)」を中止とした生薬成分で、
微小循環障害を改善して様々な不調を解消するお手伝いする漢方薬。

飯田も毎日服用しております。

お気になる方は、無料試飲もできますので、お気軽にご相談ください。

秋田の漢方相談がお役に立てれば幸いです。

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