昨日は、ご予約を頂いておりましたお客様から用事が出来たとご連絡を頂きました。
わざわざ連絡をくださり、本当にありがとうございます。
いつかご都合の良い時にお待ちしております。
女性の半数近くが悩むと言われる「便秘」の話
「身体で最大の免疫器官の腸内に老廃物が停滞すると免疫低下が低下します」
女性の半数近くが悩むと言われる「便秘」の事。
デトックス(有害物質の排出)の80%前後が排便からと言われておりますし、
『皮膚は内臓の鏡』
便秘は、免疫機能の低下・漢方で言う『湿邪』『熱邪』をためるなど、まさに肌のトラブルの元凶とも言えます。
さらには、便秘はダイエットの大敵。
身近なお体の悩みですが、
『便秘の解消』は女性の美と健康に欠かせませんね。
便秘薬やセンナで便秘がスッキリ解消される方はそれで宜しかと思いますが、便秘薬の常用が便秘の原因になる方もあります。
また、便秘薬でスッキリするどころか
「痛いだけで、ちょっと下痢するだけで全然スッキリしない」
この様なお話もよく伺います。
便をスムーズに出すのが難しい状態で、
便秘薬やセンナなど腸をグリグリするお薬が作用しますから
「痛い~」になります。
また、食物繊維はなんとなくヘルシーなイメージですが、どんな方にも合うとは限りません。
「お腹が張って苦しいだけで、全然でない」となる場合もあります。
便秘を解消するには、ご自分の便秘のタイプに合うお薬、漢方薬、養生を選ぶ事が必須です。
『実秘(じっぴ)』と『虚秘(きょひ)』
漢方では、便秘を
腹痛やお腹の張りをともなう『実秘(じっぴ)』
お腹の張りも無く、お通じがなくとも特に不快感も無い『虚秘(きょひ)』
と大きく分類します。
「実秘」には、
食べ過ぎ(脂っこいモノ、辛いモノ)、飲み過ぎ、などのにより、胃腸に熱が停滞している状態で、腸管で発酵が進みガスが発生しお腹が張るタイプやストレス・不安などで自律神経が緊張し腸管の蠕動運動がスムーズに動かいないタイプがあります。
(胃腸に熱が停滞タイプ)は比較的、一般的な便秘薬が有効ですが、お薬の服用量の増加にお気をつけ下さい。
(自律神経緊張タイプ)は旅行中や生理前の便秘は、このタイプの実秘と言えます。
実秘に用いる漢方薬としては
清営顆粒(せいえいかりゅう)
大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
などが代表処方です。
虚秘は、
便秘をしていても、腹痛もお腹の張りも無い方。
「お通じはないけど、全然平気」こういう方も結構いらっしゃいます。
これが代表的な『虚秘』です。
そもそもの腸管の蠕動運動が弱いとか、『血の不足』や『体の潤い不足』によって、腸の潤いが無くなったりしているタイプ。コロコロのお通じの方も多いです。
カラダを守り、動かすエネルギー『気』を充実させ元気にする。からだや腸に『潤』を補いましょう。
虚秘に用いる代表処方は
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
麻子仁丸(ましにんがん)
などになります。
詳しくは、お気軽に相談ください。
女性のからだ漢方相談 飯田