「食治則身治」
(飲食が適正であれば、すなわち身体は健康)
漢方の考え方では、脾胃(胃腸)をとても重要視します。
脾胃の働きを強くする漢方薬としましては、
でもご紹介いたしました、『五行仙茶』などの服用も大変お手軽で有効なモノです。
他にも「健胃頼粒(けんいかりゅう)」「健脾散(けんぴさん)」「心脾顆粒(しんぴかりゅう)」などが、脾胃の働きを良くする代表的な漢方処方と言えるでしょう。
また、『食事そのものが治療 食養生 五行草茶編』でも述べました、食養生も併用すると相乗効果的が期待できます。
週間朝日・別冊「漢方読本」より、
(漢方食養生の基本)
食事の内容は穀類4割、野菜4割、動物性のものは多くとも2割とする。
穀類とは米、小麦、大豆、ごま などを、野菜とはキャベツ、ハクサイ、トマト、キュウリ、海草類などを、動物性のものとは、肉類、魚介類、卵、乳製品などを指す。胃腸の調子が良ければ、旬の生の野菜を食べても良いが、 「身土不二」に従って、日本原産のものを優先する。
和食中心で腹八分
「腹八分目」とは
食後、
①胃の膨満感がなく、苦しくないこと
②身体が重くならないこと
③眠くならないこと。
「腹八分目」を実行するポイントは、
食事の際には、まずは、味噌汁、野菜スープ、おかゆ、野菜などからゆっくりよく噛んで、摂る事。
気持ち良い満腹感が早く得られ、食べ過ぎ予防につながる。
胃腸の負担を重くする食べ物としては、
肉類・牛乳など乳製品・魚介類・卵
揚げ物・砂糖(甘いもの)
アルコール・コーヒー・アイスクリーム
甘い清涼飲料水
たばこ・化学添加物・抗生物質など
「欲得長生、腸中常青」
長生きしたかったら常に腸をきれいにしておくこと。
胃腸粘膜を強化すれば内臓が強くなる。
内臓が強くなれば免疫力も強くなる。
免疫が強くなれば、皮膚も強くなります。
お昼にかつ丼を食べてしまった身には、相当に耳が痛いですが、
お互いに、お食事に気を付けましょう
秋田の漢方相談がお役にたてれば幸いです。